こんぴら歌舞伎

昼の部を観てきました。ちょうど桜が満開でお花見もかねた観劇となりました。
今回はいつもより人手が多く熱気も高く感じた。到着したら下の道路まですでに行列が伸びていた。何回か来ているがこんなのは初めて。海老蔵人気のせいなのか?だとしたらすごい。ちなみに座長は三津五郎である。踊りのうまさには定評がある。
午後の部は『浮世柄比翼稲妻』と『色彩間苅豆』(かさね)。かさねは見たことがあるが『浮世柄比翼稲妻』は初めて見た。南北の作品らしくどろどろしたドラマだった。演出がすてきで楽しい。暗い長屋にやってくるきらびやかな花魁、舞台が一転して春爛漫の吉原、桜吹雪、そして派手派手男の喧嘩。亀治郎大活躍。右之助も印象に残る。かさねは海老蔵亀治郎が役にはまってよかった。海老蔵は声が前観た時よりもよく通るようになっていた。顔はたぶん今がいちばんきれいな時期なのかなと思う。今回は仮花道のすぐ側の席だったので、役者さんを間近に観ることができた。得した気分になれました。
こんぴら歌舞伎に行くと売店でいもまんじゅうを買って食べるのが楽しみのひとつだったりもする。さっぱりしていておいしいんだよね。
四国こんぴら歌舞伎大芝居