自衛隊による違憲・違法の国民監視活動を告発する 日本共産党
四国新聞2007年6月7日では、1面で共産党が陸自情報保全隊の「内部文書」を入手したことを伝え、2, 26面に関連記事が続いた。防衛省の幹部の間でも「やりすぎ」「問題なし」と意見が分かれていること、一方では、自分の発言を記録されていたことを知った川田悦子氏が「資料は一体どう使われるのか」と危惧していることなどが印象に残る。
四国新聞2007年6月8日には、アジアプレス・インターナショナル代表、野中章弘氏の評論。軍が暴走せぬよう監視・コントロールするべき文民統制がきちんと機能しなくなってきていると指摘している。
このニュースを知って、むかしテレビで観たコンスタンタン・コスタ=ガヴラス 監督の映画『ミッシング』を思い出した。クーデターが起こったチリでアメリカ青年が行方不明になり、彼の父親がチリへ渡って息子を探そうとする話。ジャック・レモンとシシー・スペイセクの名演が光る作品だが、軍事政権下、戒厳令が敷かれた街の光景が、平時は意識することもない権力が可視化された場面として思い出される。
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