四国新聞より。
久間氏 軍事情報会社を経営 防衛長官時代に一時兼職
山田洋行からの飲食接待が指摘されている自民党の久間章生元防衛相（衆院長崎２区）が、最初の防衛庁長官在任時の1997年、東京都内に「政治、経済、軍事、国際情勢に関する情報提供サービス」などを目的とする会社を設立、現在も一人取締役として経営していることが19日、関係者の話で分かった。
久間氏は、山田洋行元専務宮崎元伸容疑者（69）＝業務上横領容疑などで逮捕＝らと料亭で飲食し、代金を支払わなかったと認めている。防衛庁長官や自民党の防衛関係の要職を歴任しながら接待を受けたり、軍事情報を取り扱う会社を経営していたことに、疑問の声が上がっている。
関係者や法人登記によると、会社は新宿区の有限会社「国際軍事経済情報分析センター」で、1997年11月に設立された。昨年9月、二度目の防衛庁長官に就任した時には約三週間、同社取締役を兼務。大臣規範は兼職禁止を規定しているが、内閣総務官室は「速やかに離任していれば、直ちに抵触するとは言えない」としている。
久間氏が共同通信の質問に寄せた回答によると、同社は久間氏が一人でつくった会社で、役員報酬や給料もないという。長官退任後の2000年8月、同社の一人取締役に就任。当時、自民党の安全保障調査会長などの要職にあった。
営利企業との兼職を禁じる大臣規範が定められたのは2001年。久間氏は昨年9月26日、二度目の防衛庁長官に就任したが、同社取締役を辞任したのは同10月19日で約三週間後。久間氏は「急に長官になったので、すぐ手続きをとったが時間的に登記が遅れた」としている。
久間氏は今年1月に初代防衛相になったが、米国の原爆投下について「しょうがない」と発言し7月3日に辞任。その十日後に同社取締役に再就任した。久間氏は再就任と同時に社名を「アイメック」と改称、月会費を取り会員制クラブの運営を始めた。
（引用元：四国新聞2007年11月20日）
一時兼職になっていたことについては、内閣総務官室が「直ちに抵触するとは言えない」としている、ということだが、それよりまず、この久間氏一人だけの会社があやしくないか？
- 久間氏が一人でつくった会社
- 久間氏は防衛関係の要職を歴任
- 軍事情報を取り扱う
- 会員制クラブ
なにやってるんだかよくわからない会社となると、トンネル会社か？くらいのことしか思いつけないのだが、それにしても、この久間一人会社はあやしい。あやしすぎる。
政治家がこういうことをするのはめずらしくないのかな？たんに私が知らないだけなのかもな。でも、それでも、あやしいよ。なにやってんのか気になるよ。
この久間一人会社についての続報を期待。週刊誌向けの話題かな。
しんぶん赤旗より
久間章生で検索してみたら、次のような記事が出てきた
ファクス先は議員会館/久間氏秘書のペーパー会社/政治活動拠点でサイドビジネス - 2002年12月20日(金)「しんぶん赤旗」
関空２期・護岸工事 80億円かさ上げ/自民・久間氏秘書のペーパー会社介在 - 2002年12月30日(月)「しんぶん赤旗」
久間自民政調会長代理に870万円/関空二期工事受注企業から/ムダな公共事業の推進力 - 2003年2月6日(木)「しんぶん赤旗」
まだ他にも出てきそう。
どういう目的かは知らないが、秘書などを使って会社をつくって利用する、というのはありふれた話でしかないのか。
でも、久間氏自ら一人取締役になった会員制クラブは好奇心をかきたてられる物件です。なにをしているんでしょうね。知りたいな。
