昨日書いた感想へのつけたし。
荻上チキの正体 - 猫を償うに猫をもってせよ
↑を読むと、こういう一節がある。
しかし、それから三ヶ月たって、やはり、東大の院修了という身分を明かし、なおかつ変名というのは、卑怯だという念が消えない。
荻上チキの正体 - 猫を償うに猫をもってせよ
はてぶのコメントを見ていると、なぜか匿名実名しか問題にされていないが、「東大の院修了」という学歴を明かしてなおかつ匿名というのが小谷野にはずるいやり方に見えているのではないだろうか。
たぶん、荻上氏が単に「荻上チキ ブロガー」だけで本を出していたなら、ここまで絡まなかったのではないか？
「東大の院修了」という属性、おそらく本の著者にとっては「アホと疑われないですむ」という点でプラスに作用するであろう学歴だけは出して、しかしそういう学歴を持ついかなる者か調べようとした時それがしづらくなる匿名にしておくのは、なんかずるい、と思ってるのでは？
出した本の種類にもよるんだろうね。小説やエッセイやマンガならペンネームでも気にしなさそうだし。
もともとは、9月に自分はブログで「実名を明かす」と書いたのに、当人からメールが来たのでやめる、というのが、小谷野的にはどうにもしたくないことなんだろうけど。荻上氏がメールではなく、自身のブログで「なぜ自分は匿名ペンネームで本を出すのか」を説明してれば、またちがったのかな、と思う。
ネット上で見ているぶんには、小谷野と荻上という取り合わせがおもしろい。というか、取り合わせがよすぎて白ける。
小谷野先生、もっと大物に特攻してください。期待してますから。
