本田雅和朝日新聞夕張支局長に聞く

朝日新聞慰安婦問題に前みたいな取り組み方はしなくなったのかな、あの本田雅和記者はどうしちゃったんだろうな、と思ったりしてたら、「本田雅和朝日新聞夕張支局長」という名が日本ジャーナリスト会議の「ルポ・この日本を」2008.3.10出ていた。
[緊急発言]本田雅和朝日新聞夕張支局長に聞く 格差社会の最前線・夕張 - ルポ・この日本を!(JCJ WEB PAGE)
一部引用。

――現地での実感と報道の差異について感じるところは?
 活字でも電波でも、夕張の実態に関するニュースはどんどん全国ニュースになりにくくなっていると思います。国と自治体が作った353億円の借金を返すために18年間にわたって住民に「全国で最高の負担で最低の行政サービス」を強いるという財政再建計画下の夕張は、現代日本格差社会の一方の最前線であり、ここに根を生やして、「ここの今」を伝えることが夕張にいる僕らの責任だと思って記事を送ります。道内版にはそれなりに掲載されるのですが、東京の本社の目を引き、全国ニュースとして流してもらえるハードルはどんどん高くなっています。地方のニュースが注目される事例として宮崎の東国原知事のパフォーマンスがよく取り上げられますが、ここ夕張でもマスコミ受けを狙ったパフォーマンスや美談仕立ての支援話が鼻につくこともあり、たまに札幌からやってくるテレビ局がそれを取材して、ある種の虚像を作っていくことの弊害を憂えます。良質のドキュメンタリーが作りづらく放映しにくくなっているように、全国紙では読み応えのある長いルポルタージュを掲載できる紙面がほとんどなくなりました。

http://www.jcj.gr.jp/rupo.html#20080310

本田雅和朝日新聞夕張支局長はあの本田記者なのだろうか?
私はかつてこの日記の[朝日報道問題]では、本田記者に対しては失礼になるようなことを書いたりしているわけで、向こうからみれば性根の腐ったネトウヨにしかならないだろうが、あのNHK番組改編をめぐる朝日の記事について興味を持ったおかげでネットにも慣れたし、いろいろな本や雑誌を読んだりすることもできた。知らないこと、思い込み違いをしていたことがいっぱいあることに気がついた。
あの騒動は私にとってはいいきっかけになったし、またウヨウイルス感染を自覚することができたのも思い返せば本田記者のおかげなのですね。
そんなわけで、今ではリスペクトするジャーナリストの一人になってるんですよ>本田雅和
しかし夕張、これももとはといえば中曽根改革がからんでたんじゃなかったかな。
「改革」とは、政府や銀行が国民にリスク転嫁するという意味の業界用語なのだろうか、と疑う今日この頃。