「洞爺湖サミットを控えて入国管理が厳しくなっており」

昨日書いたネグリ来日中止、引用したasahi.comの記事にはこういうくだりがあった。

同会館によると、17日、外務省から7月の洞爺湖サミットを控えて入国管理が厳しくなっており、ビザを申請するよう説明を受けた。同氏は在住するパリの日本大使館に18日、ビザを申請したが、発給待ちの状態が続いている。

http://book.asahi.com/news/TKY200803200122.html

この「洞爺湖サミットを控えて入国管理が厳しくなっており」というところから、別のニュースを思い出した。

ドイツ人活動家の入国拒否/サミット反対集会に参加

2008/03/14 12:46

 北海道小樽市の小樽港から入国しようとした反グローバリズム活動家のドイツ人男性が、上陸条件不適合として札幌入国管理局に入国を拒否されていたことが14日、分かった。

 関係者によると、男性は15日に札幌市内で開かれるサミット反対の集会に出席する予定だった。札幌入管は「個別の事案には答えられない」としているが、7月の北海道洞爺湖サミットを控え、審査を厳格化した結果だとみられる。

 札幌入管などによると男性はマーティン・クラマーさん(37)。7日、貨物船に乗り込んでロシアの港を出港し、小樽港には10日到着した。クラマーさんは入国目的を「観光」としているが、入管側は所持金が少なく、帰りの切符も持っていないなどの理由で入国を認めなかったという。

 クラマーさんは13日、入管難民法に基づき入管に異議を申し立て、船内で待機を続けている。

四国新聞社

サミットというと、いろんなデモや抗議集会がセットでついてきてしまうけれども、テロ対策でピリピリしているのと相まって、アルカイダが何度も入国しているとの実体験を語る法務大臣の下、過敏な対応になっているのだろうか。
洞爺湖サミットに備えて、同時多発テロ想定で訓練も行われている。
同時多発テロ想定で訓練/サミットに向けて北海道警 - 四国新聞社
反グローバリズムと見なされると、日本の市民団体も取り締まりの対象にされてしまいそうだ。