雨の日曜日

香川県でも桜が咲いて、今日あたりお花見でにぎわうんだろうなと思ってたけど、ざんねんながら雨の一日でした。
私は特にお花見に行く予定ではなかったけれど、散歩がてら道の傍に咲いた桜を眺めてお花見気分になれるかなと期待していたので、ちょっとがっかり。雨だとやっぱり寒くなったりもするし。
ユープラザうたづへ行ったら、アトリエKの子供たちによる「チューもくのねずみたち」という造形を展示していた。大き目の紙の箱を土台に、その中にねずみたちが入っているところを紙を使って立体的に表現。大きいねずみ、小さいねずみ、親子、兄弟姉妹、おともだち、目のぱっちりしたのや歯をむいてにかーっと笑っているねずみ、ネズミ色茶色の自然派やピンクオレンジパープルレインボーなサイケデリック派などなど。ひとつひとつじぃっと見て回る。
この展示は今日までとのことで、なにかこう、「間に合ったな……」という充足感をねずみたちに囲まれて味わう。
ホールではキッズフェスティバルがあったようだ。
図書室も人がいっぱいだった。絵本を見たりする。こどものとも3月号の『アルマジロくんとカメくん』(藤巻吏絵 文/佐藤彩 絵)が良すぎる。足の速いアルマジロが、どうしてもカメくんを後ろに残してどんどん進んでいってしまう業を背負いながら、心配そうに後ろを振り返る姿。先についた市場で、カメくんが買おうとしているものが売り切れる前にしっかりおさえてあげるやさしさ。カメくんも、そんなアルマジロくんの美質にきちっと応えるんだな。どうぶつのくにの市場の光景がすばらしい。好きな世界。絵がなんかおいしそうなのが素敵。
アルマジロくんとカメくんは、最後に市場で買って帰った材料をいっしょに料理して食べるのでした。オムレツとサラダ。