映画『靖国』上映中止続出

東京での「靖国」上映中止に 「近隣に迷惑の恐れ」 - MSN産経ニュース
一部政治団体が上映中止を働きかけているとのことだが。
私は予告編や宣伝から、この映画からモンドな匂いを嗅ぎ取っている。だから、政治団体がこうまでこの映画に反発するのが似合っていない振る舞いに見えてしかたがない。
モンドなんて言われるのに抵抗があるんだよ、というならこう言い換えてもいい。
これは靖国版『ウッドストック』なのではないだろうか?
産経の映画『靖国』関連ニュースを読んでいると、一部の人たちが過剰反応を見せるのはスタッフに中国人が混じっているせいらしいが、気にすることはないのではないか? ハリウッド映画なんて多国籍メンバーで作ってるのあたりまえなんだし。
むしろ、私は左翼側がこの映画を危惧していないのが不可解に思える。作った人の意図とズレたところで靖国宣伝映画、対靖国好感化映画になる恐れなら、十分ありそうだと思えるからだ。
ウヨはこれ、観たくないのかね?
前に森達也が書いてたことなのだが、森達也の映画『A』の上映会を開きたいと申し込んでくる市民団体というのはけっこうあって、それでフィルムを貸し出してあげるんだけど、市民団体はいつも利用する市民ホールから『A』みたいな映画を上映するのなら会場を使用させるわけにはいかないと言われて、それで上映会が開けないまま終わってしまったことが何回もあるそうだ。
しかし『A』みたいな映画はだめだと言う側は『A』を観ていないのだという。
外国の映画祭では評価されるのに、かんじんの日本でなかなか観てもらえないと森監督はぼやいていたけれど、映画『靖国』も日本人だけが観られない物件になってしまうのだろうか?
映画に関しては、日本人で損した、になるのかな。