核兵器のない世界を目指して

米国のオバマ大統領はプラハで「核兵器のない世界を目指す」と演説。この演説に感銘を受けた日本共産党の志位委員長は、日本共産党がどのような考えで核兵器廃絶にとりくんでいるかをオバマ大統領に書簡で伝えました。その志位書簡に対して、米政府から返書が届きました。
「この問題にたいするあなたの情熱をうれしく思うとともに、私たちは、この目標に向かって具体的な前進をつくりだすために、日本政府との協力を望んでいます」
核兵器廃絶問題でのオバマ米大統領への書簡 2009年4月28日 日本共産党
アメリカが、核兵器のない世界を目指して動こうとしている。これは世界中の人々にとって大きなチャンスなのではないでしょうか。しかし、日本政府は「核の傘」に固執する立場から、米国が配備する核兵器を削減・廃棄することに反対する外交交渉を行っているとのこと。
米国の「核の傘」から離脱して、名実ともに「非核の日本」を - 2009年8月10日(月)「しんぶん赤旗」
この件については、岩波『世界』2009年7月号、9月号にも記事が出ています。米国で非核化を目指して運動している人たちからすると、日本政府が核軍縮の最大の障害となっているというのです。くわしくは『世界』を読んでみてください。
実効力が疑われるミサイルなどに費やされるお金を医療や福祉に回せば、大勢の人たちが救われます。軍事費にメスを入れよう、という共産党の主張に耳を傾けてもらいたい。米軍への「思いやり予算」など、なんかおかしいと思いませんか。
日本共産党http://www.jcp.or.jp/index.html

参考

核情報