2010年のハタハタ

正月前に突然、岸に押し寄せてくることから「神の魚」と呼ばれる鰰(ハタハタ)。漁が最盛期を迎えた秋田県で、変わった色が次々に見つかり、話題になっている。

http://www.asahi.com/national/update/1219/TKY201012190236.html

年の瀬が近づいてきたが、今年は上の記事のような、変わった色の動物が見つかったというニュースが多かった印象がある。動物関連ではイノシシやクマが人の住む区域に出没したというニュースも例年になく多かったのではないだろうか。
今年二月頃は、リュウグウノツカイがいつになく相次いで日本海沿岸で見つかり、地元の人たちが不思議がっていると伝えられていた。
リュウグウノツカイ - 一人でお茶を
年の始めから終わりまで、動物ニュースが続いた一年だったのか。
動物が常とは異なる行動を取っているのを見ると、天変地異の前触れかと想像しがちだ。そして、今年は地震の多い年だったなとも思う。
リュウグウノツカイといい、「神の魚」ハタハタといい、いいかんじの名前がついているせいか、もっと想像を広げて、人間社会の変動の先触れとして現れたのではないかと考えてみるのも一興かな。まあ魚の動きとは関係なく世の中は変わっていくものだが、ぼーっとしてるだけじゃだめよ、安心してる場合じゃないよ、舐めてると痛い目に遭うよ、と警告してくれてるのかもしれませんね。人間も自然の一部なんだし。
毎度おなじみの小沢一郎劇場に気を取られていてはいけない。たぶん、おなじみではないプロットが始まろうとしているのだ。ゼロ年代は終了するのである。