『もしドラ』作者の最新はてなダイアリー

「小説の読み方の教科書」を書き、それを伝えていくのがぼくの使命 - ハックルベリーに会いに行く
最初この記事を読んだときには、いちいち言い分けなんかしなくていいのにと思ったが、この記事の胆は下の箇所だと今日気がついた。

なお、近く出版される『小説の読み方の教科書』という本には、このことがもう少し詳しく書かれているので、興味のある方は、そちらをぜひお読み頂ければと思う。

http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20110812/1313128129

ある読者からの意見への反論という形でなされた次の本の宣伝なんですね。その本の内容はというと、上の記事で書かれたようなことがもっとくわしく書かれたものと見ていいのか。
もしドラ』も『エース』も未読であるから、感想もないが、上の記事は文章が長いわりにはおもしろくなく、同じ事を言うにしても、もっと簡潔に書けんのかい、と思ってしまった。次の本、まさか本全体この調子で文章書いているんではないだろうな。
ちなみに私は書店員が女子高生に「マネジメントについての本を探している」といわれてドラッカーを渡しても、おかしいとは思いませんよ。ドラッカーの本はマネジメントについての本なんですからね。書店員の内面? どうでもいいですよ。『もしドラ』の主人公の手にドラッカーの本が渡ればそれでいいんですから。
もしドラ』はある意味ドラッカーの読み方の具体例を示した小説だったそうで、もしドラ作者は次の自分の使命は「小説の正しい読み方」について人々を啓蒙することだと確信している模様。(http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20110708/1310088660)
しかし私は未だに『もしドラ』が小説として評価されているのを、マスメディア上の書評で見たことがない。『もしドラ』の話題といえば、なぜ売れたか、どのように売ったか、そんなのばかりしか出ていないのだが。そのせいで、つい二、三日前まで『もしドラ』が小説だったことに気がついていなかったよ。
ここでふと思いついたタイトル。

思いついた時点で脳が凍り、その先へと想像が進まない。現実にはたぶん、斎藤美奈子あたりが出てきて処理して終わるだろうけれども、ホラーな展開に目が離せないのが『もしドラ』作者のスター性なのか。