自然数、実数という概念をはっきりと意識させられるのは、高校数学からになるかと思われますが、その数の概念と、そこから、数列や関数の極限、
微分積分と、主に高校数学で取り扱う課題について、小中学校でなじんだ算数での考え方から出発して、そこから思考を伸ばして数学の世界に入っていき、先生が説明した後、生徒がちょっと?になりがちな点を質問して、それに先生がまた答えるという演出もまじえて、数学の思考の進み方がわかりやすく語られています。いま高校で数列や関数の極限の勉強に取り組んでいる人には道筋を見えやすくするガイドになりそう、また、ほんのちょっとでも数学のおはなしっておもしろいな体験のあった人なら、読み物として楽しめると思います。物語は無限の世界へと読者を導きます。
図書館で見つけたのですが、これは第5巻目で、「算数から見えてくる数学」全五巻は、
- 数からはじまる
- 式のはたらき
- 図形のひろがり
- 関数への一歩
- 数学のかがやき