令和、はじまったな……

ニュースなどを見てのとりとめのない感想です。

官僚/元官僚が目につき(加害者・被害者になった事件だけではなく、慶事方面でもです)、なにかほんとうに時代の流れが変わりつつある、世の中全体の位相がすべり込んでいくような感慨があります。いいとかわるいとかは関係なく流れはあるのですね。

そして、こういう感慨は、おそらく平成生まれの人にはわからないだろうな、私と似たような気分になっている人がいるとすれば、昭和を十代くらいまで生きて自分のこととして記憶している年代になるだろうな、というのがあって。川崎の事件の犯人は小学生時代の写真しか出てきませんが、そのせいか、彼は自分の小学生時代のことを忘れてなかったんだろうなと勝手に想像してしまいます(事実は不明)。父親に殺された40代の男性は、年齢的にはまだ物心つかなかった頃の時代に引きずり込まれて逝ったように見える。

いずれにしても、令和がはじまってしまったのです。たぶん、戦後昭和という時代が総括されるのではないでしょうか。平成は、なにかこう、だましだましの期間だったような気が今となっては、する。

団塊の世代の文化人の一部が直前に相次いで亡くなったのは、彼らは自分だけ逃亡したようでもあるし(この事態を招いたのに実はかなり責任があった人たちだったのでは)、用済みになったからとも思える。