メリークリスマス!

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今年は、新型コロナウィルスの年でしたね。コロナ禍は年が明けてもしばらくは続きそうです。マスク、手洗い、三密避ける、は変わりそうにない。

 

さて、個人的に、今年を振り返って、「あーよかった、タッチの差だった!」と感激大きいのが、「宝くじ文化公演 悪魔の森の音楽会」です。

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もうすこし時期が遅ければ、開催見送られたかもしれない。そろそろコンサートもコロナ対策をしながら開かれるようになってます、機会があればぜひご覧ください、すっごくよかったんですよ!

 

そして、今年のイチオシは、モリヤマハルカ先生のスライドメソッドです。

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これ、アマゾンを見るとちょっと感覚的に相性が悪かった方のレヴューがいちばんに出てきてるんで、そこで食わず嫌いになる人が出るかもしれないなと、余計な心配をしてしまいました。(わたしはああいう喩えされると、わぁ、うまいこと言う💕とトキメクタイプなので、でも、ああいうの苦手なタイプの方はいますよね……)

そこで、相性悪くて引いてる人に向けて、自分の学習体験を書いておきます。

以下は、本を買ったけど積読になっちゃってる人向けに書きます、なので、○○笛とかリーダーとか○○舌、○○口、とかいうのは、本の中に出てくる言葉です。何を意味しているか知りたければモリヤマハルカ『ニューヨーク発 最強英語発音メソッド』(クロスメディア・ランゲージ)を参照してください。

 まず、スライド準備、ですね。これは本とオンライン動画でやり方が説明されています、その通りやればできます。最低二週間はやってください。やってるとだんだんできてきてるのが自分で分かります、二週間やればヤンキー口もできるようになってきます。

 そして、基本位置、三角笛に自然舌! です。これ、できるようになります。そして、基本位置のまま声を出してみてください。自然に喉が開いて、日本語のときとはかなりちがう声が出ます。

 次に、bird という単語の母音の発音、これは本の説明と動画を見て、その通りにしてみましょう。舌を脱力したまま、舌先に力を入れないで、動画で説明されているように舌を動かします。あのたとえに「?」となる人、先入観を捨てて、ほんとに舌に糸がついていてそれをひっぱって持ち上げるようなかんじで、ジェスチャー付きでやってみてください。鏡で舌を見るとふわっとしたまま、舌に力を入れないまま説明されたように動いているのがわかりますよ。ここで、舌に力を入れないのに舌が想像したように動く! という体験ができます。

 ヤンキー口は、スライド準備をしていればできるようになります。

 そして、hot のときの母音ですね、これ、動画を参考に口を動かして hot と発音して、そのときの自分の舌を鏡で見てみてください。舌の真ん中あたりが少しくぼんでいるのがわかります。先生の説明しているとおりに舌がなっているのが見えます。あとはその舌の変化を自分のものにする。hotで発音練習するとできるようになっていきます、この母音のリーダーは舌の真ん中です。

 次に eat の母音、これも、動画を参考に、笑い笛で発音を聞きながら真似してみてください。そのときの口の中を鏡で見ると、舌がぶにょっと横に広がってぶわっと膨張したかんじになっているのがわかります。それが舌ハム大です。その横ぶにょをちょっと控え目にすると、itの母音になります。ここでも、舌には力を入れない状態で、なぜか舌が音に合わせて変化する、音が変化するように自分で動かせる体験ができます。

 そして、actの母音ですが、これも動画を参考に、最初は「セーフ!」と手のジェスチャー付きで、脱力した舌をバーッと前に流すようなイメージして、発音を真似してみてください。そして、鏡で発音しているときの自分の舌を見てみると、先生がいっているとおりに、舌にV字の影ができかかっている、できているのが見えます。

 たとえに「?」になる人は、動画を参考にして、口の形を指示通りにして、発音を聞いてそれを真似して発音する、そうして舌がどうなっているか鏡で見てみると、たしかに先生がいっているようになっているのがわかります。

 そして、本を読み返すと、発音する際の口の動きを実にていねいに具体的に説明してくれているのがわかってきます(これ、説明するのがむずかしい口の動き方そのものをきちんとことばで説明するというのをやっているので、最初は「え?」になるんですね)

 単母音の練習が終わるころには、あごをぶらさげ、舌を脱力させたまま、発音する、というのが体感できてつかめてきます。

 その後の子音でも、垂れ幕舌とかハート笛とか、それだけ聞くと「え?」になりますが、まずは動画を参考にして口を作って代表単語を発音してみましょう。すると自分で練習の仕方が分かってきます。

 本買ったのに積読になっている方、それはほんとうにもったいないですよ、日本人に対してここまで親切に発音の指導をていねいにしてくれている本はないです、ぜひ「三角笛と自然舌」を自分のものにしましょう!

 くわしく知りたい方は、ぜひ本を買って読んでみてください。

 

 

このスライドメソッドで、基本位置を作ると、フランス語やアラビア語の発音も楽にできるようになります。あごをぶらさげる、日本語連動筋から抜け出てそれに引っ張られないようにする、ということで、日本語とは異なる他の外国語の発音もしやすくなるんでしょう。

 

発音ができるようになると、聞き取りができるようになり、英語がはっきりとことばとして耳に入ってくるようになると、文章を読むのも楽になって、新しい言葉もすぐ覚えられるようになり、自分で文章を書くのもスムーズにできるようになります。

 受験生にも発音練習を推奨します、そして、中学や高校で英語が苦手だという人にこそ発音練習をやってもらいたい。日本語みたいに、英語がことばとしてふつうに発音できて、聞き取れるようになると、英語が好きになる得意になる人たちが、苦手な人の中にはいる筈です。

 

 というわけで、モリヤマハルカ先生に出会えたことが、私にとっては今年一番の幸運でした。

 シニアの英語学習者のみなさん、ぜひスライドメソッドをお試しあれ!

 

それではみなさん、よいお年をお迎えください。

 

 

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