四国二期会、高松で「オペラ・ガラ・スクリムコンサート」

四国新聞2021年3月5日より引用。

 コロナ禍を踏まえ、香川を拠点にオペラ公演を展開している四国二期会は先月、レクザムホール小ホール(高松市玉藻町)で、舞台と客席の間に舞台上が透けて見える薄い「紗幕(しゃまく)」を下して「オペラ・ガラ・スクリム・コンサート」を開いた。紗幕には同会の過去のオペラ映像が投影され、実際の舞台上では声楽家が歌声を披露。同会は「ステージをマスクのように覆うことで感染の不安軽減につながれば。コンサートの新たな演出法として広がってほしい」としている。

(中略)

 今回のステージは、2月11日、第46回公演としてソリスト14人が出演して開催。紗幕には同会が2003~19年に行った「蝶々夫人」や「カルメン」「椿姫」など6演目のオペラ映像が投影された。照明の工夫によってステージ上の幕の手前にいるように見えるソリストが、映像に合わせて伸びやかな歌声を披露。約200人の観客を名作オペラの世界に引き込んだ。

(中略)

 同会理事長の若井健司香川大教育学部教授(61)は「普段のコンサートより場面の理解が深まったという声もあり、紗幕の効果を実感できた。今後も改良を重ねて活用していきたい」と話している。

(後略)

 

スクリム=紗幕、ということです。出演者のブログがありました。

 

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コロナ禍にめげず工夫を重ねる舞台芸術。これは成功例ですね。観劇好きとしては心強い、応援します!