ユープラザうたづで小濱妙美のコンサートがありました。
ソプラノ：小濱妙美、ピアノ：小濱良子。
第一部「愛と祈り」では、「アヴェ・マリア」や「私の名はミミ」、まだ映画『ボディガード』より「I will always love you」などを歌ってくれました。花の入ったかごを持って会場を歌いながらお客さんに花を配って歩くなどもし、和やかな雰囲気で盛り上がりました。
艶のある力強い歌声は、聴いているとこちらもエネルギーをもらえるようなかんじがします。「私の名はミミ」は表情豊かに歌い上げ、オペラを観ているような気分になりました。
小濱妙美はオレンジがかった赤いドレスを着ていて、彼女が光源になって夜が近づいた空をを夕焼けのように染めるような具合に照明で背景が彩られ、また歌に合わせて天使が浮かび上がるようになったりして、見ていても楽しめる舞台になっていました。
第二部「永遠のニューヨーク」ではミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」の曲を。ピアノでダンスナンバー、そして歌で「トゥナイト」など。
小濱はきらきら光る真紅のドレスで登場。夕暮れから夜になったかんじ。このときは背景にニューヨークの夜景を思わせるシルエットが映し出され、またライトの前に彼女が立つと、その人影が夜景をバックに多く浮かんで、映画のポスターを思い出させる絵が描き出されました。
アンコールでは、映画『007 ロシアより愛をこめて』のテーマソングも歌ってくれ、またクリスマスの季節ということで、客席の人たちもいっしょに「ジングルベル」「ホワイト・クリスマス」「きよしこの夜」を歌い、楽しいひとときを過ごしました。
ユープラザには、今年もアトリエKの子供たちによるクリスマスにちなんだ絵やオブジェが飾られています。去年はやさしい黄色を背景にいろいろなサンタさんがいておもしろかったけど、今年は黒い背景に、サンタさんとそれを待つ子どもの用意した靴下や飾りが並んでいました。雪だるまもいた。
もちろん大きなクリスマスツリーも飾られていました。
暗いニュースが続く中、ラブリー・クリスマスへと明るい気持ちを灯されるようなコンサートでした。
