『世界』2021年10月号 no.949 「分水嶺2」と「コロナ戦記」

 

 

河合香織分水嶺2 第四回 コロナ災害の中の命」

緊急事態宣言下で強行されたオリンピック、その間デルタ株の登場によって感染者数は増える一方だった。これはもう災害、いや被害が出るのは一時で済む災害より感染者が増え続けるコロナ禍はもっとひどい……。専門家たちは政治家に国民を防疫に協力するように促す言葉を期待しますが、なかなかそれが出ない。サンドバック状態になる保健所、厚労省と各地方自治体との関係、コロナ患者だけに対応しているわけではない病院。パラリンピック開催までの医療現場の戦いぶりがレポートされています。

 

山岡淳一郎「コロナ戦記 第13回 デルタ株との総力戦」

感染力が増したデルタ株の脅威について、医療現場からは早くから声が上がっていましたが、オリパラを完遂させたい国や都は耳を貸さない傾向があった模様です。東京は医療が逼迫し自宅療養者が増え、保健所は対応に追われます。墨田区の取り組みが功を奏した様子が伝えられています。他の自治体の例も出てくるんですが、住んでいる地域の自治体によって対応に差がでちゃうんですね。防疫は医療だけでなく政治の問題でもあることがわかります。

 

くわしくは『世界』で読んでみてください。