「マールブルグ病」赤道ギニアで感染拡大

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赤道ギニアの保健相:

マールブルグウイルスによって引き起こされる病気は、深刻で致命的です。

WHO=世界保健機関は、赤道ギニアの北東部・キエンテム県で、マールブルグ病にかかった9人が死亡したと発表。さらに、感染が疑われる人は16人に上っているという。

マールブルグ病によく似ているとされるのが、2014年にアフリカで猛威をふるった、エボラ出血熱だ。アメリカやイギリスなどでも感染が確認され、世界中で1万人以上が死亡した。

マールブルグ病に感染した場合、発熱や倦怠感、血液の混じった嘔吐などの症状が見られ、致死率は最高で88%に上る。

2005年には、アフリカのアンゴラで大流行し、200人以上が死亡している。

赤道ギニアの保険相:

こんな(高い)致死率ですが、現時点で予防するためのワクチンは存在しません。

マールブルグ病の感染が、拡大する可能性はあるのだろうか。

長崎大学・高度感染症研究センターの安田二朗教授は「現地の対応次第だと思う。(エボラ出血熱の時は)どの国も対応がまずかった。初期段階で(マールブルグ病を)見つけているので、きちんと検査して陽性者を隔離すれば、封じ込めることができると思っている」と指摘する。

日本の感染症法上の位置付けでは、現在の新型コロナよりも上で、危険度が最も高い「1類」に該当。国内上陸を防ぐため、日本政府はどう対応するのか。

松野博一官房長官は会見で「きのう(14日)厚労省から、検疫所・地方自治体・医療関係者に対し、赤道ギニアにおけるマールブルグ病の発生に関する注意喚起を行っている」と話した。

政府は引き続き、海外の感染状況を見つつ、必要な対策を講じていくとしている。

(「イット!」2月15日放送より)

メモとして。