阿部海太「民話採光 16 覚めぬ春に染まって」
春の色、桃色、桜色、それがふんわりと頭上を覆って、吸い込まれるかのように見とれる青年。もとになったのは民話「さくらのひと」。夢心地の中にひそむ怖さ、桜の凄み。
桜の花は毎年春になると咲いて日本を覆ったあと未練を残さず散っていきます。人の世になにがあろうと、季節がめぐって春になればまた桜が咲く、そのことに支えられ癒される人は多いのではないでしょうか。
特集は
1. 痛みからつながる―女性と法の現在
2. 学校 息苦しさからの脱却
『世界』4月号を読んでみてね!