NHKEテレ毎週水曜日放送のNHKシリーズのテキスト。
日本の学校で習う世界史はヨーロッパがメインですが、この番組ではアジアから視界を広げて世界史を一望する趣向。文化の発祥の地はアジアだったので、そこから四大文明や世界三大宗教などが広がっていく過程を見ます。
カラー図版の多いわかりやすく見て楽しいテキスト、これでざっくりと歴史の流れをつかむことができる。そして、これからの世界史の行方も考えます。
アメリカの覇権が失われようとしている現在、ニュースを見るにもこういう知識はあったほうがいいです。お勧めです!
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NHK高校講座の世界史もあるよ!
歴史の本については、一般人向けのおもしろいものがありますよね。カラー図版が豊富で見るだけで楽しいです。図書館で読んだものでは、前にも取り上げたものを取り上げると(記憶だけで書きますが)
題名通りの内容なので、くわしくは読んでもらいたいですが、印象深かったのは、イラン(ペルシャ)、まだイスラム教が入ってくる前の時代ですが、国の統治の最高位に宗教者がいて、いまのイランの形と似ているなというのがあって。ユダヤ人やアラビア人も出てきますが、いまにつながるものがあってね。おもしろいなと思いました。
これは、ヨーロッパ、とくにワイマール共和国を中心に、第一次世界大戦後の世界を見ていくもの。国際連盟をつくり、小国にも発言の場を与えて、国際協調により世界を平和に回していこうと試みるのだが、世界恐慌によって行き詰まり、ファシズム国家が出現する。読んで印象深かったのは、ナチスが政権取って以降のドイツ一般人の暮らしぶり。ユダヤ系や共産党員とちがって、一般の人たちはとくに迫害もされないので、ナチス政権が彼らのために用意する施策で自分たちにとってわるくないものには参加しつつ、適当にやり過ごしていたってことで、今のわたしたちと同じなんですよ、たぶん戦時中の日本だって似たようなものでしょう。異常な世界ではなく、いまと地続きの世界なんですよね。