『世界』2025年1月号 竹内進一「ジェノサイドが生んだアイロニー 革命国家ルワンダの光と影」

 

 本稿が示すのは、国内秩序構築に向けた強烈な意思が他国への軍事介入を生み出すアイロニーである。その強烈な意思がジェノサイドをはじめとするネガティブな経験に根差し、また対外行動がアメリカを中心とする国際秩序によって許容されている点で、ルワンダの事例はイスラエルのそれと重なる。このアイロニーが映し出すのは、国際秩序の歪みである。それは確実に、現行の国際秩序の正当性やそれに対する信頼を掘り崩していくことだろう。

(引用元:『世界』2025年1月号 p.236)

くわしくは『世界』1月号で読んでみてください。