このところのフジテレビ関連のニュース見てると、由利徹のあのセリフが脳内をよぎる今日この頃……
それはともかく、由利徹については小林信彦が『決定版 日本の喜劇人』でくわしく取り上げているので、お読みください。
上の本の「附・インタビュー」で、小林信彦は「(決定版の底本になった)『日本の喜劇人』をいちばん喜んでくれたのは由利さんでした。そりゃ、あの人はそれまで褒められたことがないもの(笑)。でも、ぼくのまわりはみんな由利徹が好きでしたねえ」(p.548-p.549)と語っています。
それから、週刊文春連載コラムをまとめた単行本の最終巻になった『日本橋に生まれて』は、回顧録の趣が強くなっているんですが、「主役でも脇役でも」「装幀家の死と夢の途中」「これが「日本の喜劇人だ!」(下)」という章で、由利徹について触れていました。
この本は、これまで書かれたものについての穴埋め答え合わせになっている部分がありますね。
小林信彦、ぜひ読んでみてね!