聖火リレーがはじまりましたね

去年の今頃は、日本が「オリンピックのことなんですけど…」と言うと、欧米が「今そんな話してくれるな!」と怒鳴り返していたような記憶があります。いまはワクチンができて世界規模で楽観ムードになってるのかな。ともあれ、無事に過ぎてくれればいい。

 

 

それで、去年のことを思い出すと。聖火ランナーになる予定だったとんかつやのご主人がオリンピック中止が決まった直後にお店が火事になって亡くなった事件、また、何度か旅で訪れて花巻など岩手県が大変気に入り、余生を岩手で送ろうと東京から岩手に引っ越したのが新型コロナ感染に過敏になってた時期だったために、マンションでは入居をことわられ、役所でも届を受け取ってもらえず、とりあえず仮住まいを見つけて住んでいた男性が火事で亡くなった事件。記憶だけで書いていますが、岩手県に引っ越した男性、時期が三月半ばくらいだったのは、新年度前というか、気持ちとしては新年度から新しい生活を始める、そういう希望を抱いて岩手に行ったんだろうな、と。このニュース、マンションはともかく、役所が届を受け取らないというのが「そんなことあるんだ」とおどろきと共に刻印された。

 

ずるずる書いてしまいました。ふと思い出した、そういう事件。亡くなった方の魂が安らかでありますように。

オーストラリアでネズミ大発生

 

www.afpbb.com

 

専門家によると豪東部では干ばつが数年間続いた後、夏季に例年以上の大雨が降ると、ネズミが大発生することがある。

 

これまでにも度々あったことだけど、今年は特にひどい、干ばつや大雨やらの異常気象のせい、繁殖力が強いせいでなかなか駆除できない、ということなら、サバクトビバッタの場合と似てますよね。

 絵的にはバッタよりネズミいっぱいがきっつい感じある。

 

 

 

 

 

 

 

NHKラジオ講座の新年度が始まるよ

 

 

 

 

 

 

 

 

3月29日から新年度講座が始まります。テキストはもう出ています。ラジオ講座はインターネットで一週間遅れのストリーミングが聞けますので、放送時間の都合が合わない方はそちらを利用してください。

cgi2.nhk.or.jp

 

英語学習はまず発音から!

www.slidemethod.com

 

受験生の皆さんも、まず発音をマスターしましょう。遠回りに見えるようで、これがいちばん近道です。

 モリヤマハルカ『最強英語発音メソッド』、動画と合わせて学習すれば、半年~一年くらいで米語発音を習得できます。辞書の発音記号も読めるようになります。あごと舌を脱力させて口の形をちゃんと作れるようになれば英語の音が出せるようになり、自分で発音できる音は耳で聞き取れるようになります。普段英会話する機会のない人は、リスニングで成果を実感できます。

 発音でき聞き取れるようになると、読んだり書いたりもらくにできるようになります。新しい単語もすぐ覚えられるようになります。

 それと、英英辞典に慣れましょう。まずは自分が意味を分かっている単語のところを読んでいけばいいんです、使えるようになります、英文を読むのに慣れていきます、洋書など読むときは英英辞典を使った方が楽に読めるんですよ(日本語に翻訳するのは難易度の高い作業、英英辞典のほうが脳に負担かからないです)。

 まずオンライン辞書で試してみるといいかも。米語だと Merrian-Webster Learner's Dictionary  が使い易いです。

learnersdictionary.com

 

スライドメソッドで、日本語連動筋から解放される術を学ぶと、英語ではない言語の発音もらくになります、少なくともフランス語とアラビア語ではそうなりましたし、そのおかげではっきりと聞き取れるようにもなり、学習がひとつ上の段に進みました。英語にはない発音の練習も、スライドメソッドで習ったやり方から自分でどうすればいいかがわかるようになりました。

 

 新年度から英語をはじめる皆様、スライドメソッドで発音をマスターしてください。

それがいちばんの早道です。

 

『世界』no 943 2021 April  特集「デジタル監視体制」

 

『世界』2021年4月号(Vo.943)

『世界』2021年4月号(Vo.943)

  • 発売日: 2021/03/08
  • メディア: 雑誌
 

 

まず、保坂展人世田谷区長の手記と、「コロナ戦記」での墨田区への取材で、もう都に頼れないと区独自でコロナ対策に動き成果を上げた例が読めます。

 そして、特集「デジタル監視体制」。デジタル庁とかマイナンバーとか、最近気になってる人必読です。『世界』ではこれまでも度々監視社会化への警鐘が鳴らされています、たとえば2019年6月号の特集は「日本型監視社会」。その中の「 “ C ” の誘惑」という記事を読んで、星新一『声の網』を連想しました。

 現在はコロナ禍のせいであのころとは世の中が変わってしまっている、一般人の間に広く安全を求める気配が広がっている。そして、仕事でも日常生活でもオンラインに頼ることが増えました。だから監視社会化に対しての感覚が以前より変わってきているかもしれないんですね。欧米にくらべて日本のデジタル化は遅れている! という出羽守もいっぱいいますし。

 わたし個人としては、いま別に不便もなく暮らしているのでこのままのほうがめんどくさくなくていいくらいの気持ちなのですが、わたしみたいなのは基準にならないのは分かっています、忙しくバリバリやってらっしゃる方たちの意見はどんなものなのか。みなさん読んでみてください。

 

 安全性への希求から監視下が強まったのは、9.11以降もそうでしたね。上の特集でも例として出てきていました。監視カメラだらけに既になってますけれども、もうあんまり気にしてないですよね、一部の敏感な人たちを除いては。マイナンバーなどのデジタル化もそのようになし崩し的に進行していくのかもしれません。

 

SFには管理社会化したディストピアものが多いですが、スピルバーグの映画「マイノリティリポート」、今見るとまたぐっとくるかもしれない。フィリップ・K・ディックの小説を基にした近未来のディストピアを舞台にしたおはなし、基本の筋はミステリになってたし、映画としての見どころはスピルバーグによるサイレント時代のスプラスティックを見事に昇華したアクション場面になるんだけれども、物語の舞台設定となる世界は、予知能力をもつ超能力者を使って事前に犯罪事件が起こるのを防いでいる超管理社会、しかし犯罪率はほとんどゼロでとっても安全なんですよね。

 

マイノリティ・リポート [Blu-ray]

マイノリティ・リポート [Blu-ray]

  • 発売日: 2013/11/22
  • メディア: Blu-ray
 

 

『世界』読んでも思い出すのは星新一スピルバーグになるんですけども、20世紀から管理社会化、全体主義化への恐れは漠然と大衆に共有されていて、そしてそれはほんとうに大勢が忌避するようなものなのかというのがある、たぶん前世紀ほど素直に忌避感が湧きおこらなくなってきている、そういう変化に対しての不安。

 

 

新刊案内の岩波ジュニアスタートブックスのところで、ペンギンさんがいい味だしていました。ニューキャラなのでしょうか。応援していきたいです。

トウガタイカ

 

うーん、なんか星座っぽいかんじ?

 

四国二期会、高松で「オペラ・ガラ・スクリムコンサート」

四国新聞2021年3月5日より引用。

 コロナ禍を踏まえ、香川を拠点にオペラ公演を展開している四国二期会は先月、レクザムホール小ホール(高松市玉藻町)で、舞台と客席の間に舞台上が透けて見える薄い「紗幕(しゃまく)」を下して「オペラ・ガラ・スクリム・コンサート」を開いた。紗幕には同会の過去のオペラ映像が投影され、実際の舞台上では声楽家が歌声を披露。同会は「ステージをマスクのように覆うことで感染の不安軽減につながれば。コンサートの新たな演出法として広がってほしい」としている。

(中略)

 今回のステージは、2月11日、第46回公演としてソリスト14人が出演して開催。紗幕には同会が2003~19年に行った「蝶々夫人」や「カルメン」「椿姫」など6演目のオペラ映像が投影された。照明の工夫によってステージ上の幕の手前にいるように見えるソリストが、映像に合わせて伸びやかな歌声を披露。約200人の観客を名作オペラの世界に引き込んだ。

(中略)

 同会理事長の若井健司香川大教育学部教授(61)は「普段のコンサートより場面の理解が深まったという声もあり、紗幕の効果を実感できた。今後も改良を重ねて活用していきたい」と話している。

(後略)

 

スクリム=紗幕、ということです。出演者のブログがありました。

 

blog.livedoor.jp

 

ameblo.jp

 

コロナ禍にめげず工夫を重ねる舞台芸術。これは成功例ですね。観劇好きとしては心強い、応援します!