週刊金曜日

きょうはなんの日?

そして、朝日新聞阪神支局が赤報隊に襲撃されてから20年になる日。
"世界報道自由の日"で検索していると、在日米国大使館のこんなページが出てきた。
世界報道の自由の日に関するリチャード・バウチャー米国国務省報道官の声明 2002年5月3日
報道、なんですが。
週刊金曜日』2007年3月9日号では「警察の闇 第7弾」という特集で、朝鮮総連や労組、市民団体に参加している人などへの異常な捜査が取り上げられている。私はたまたまこの号の『週刊金曜日』を買っているのだが、自分でちゃんと読む新聞やら雑誌やらはごく限られた範囲でしかないので、他の媒体がこれらの件を取り上げているのかどうかはよく知らない。しかしうちで取っている新聞や新聞に載る週刊誌の広告、またネット上のニュースなど、ざっといろいろ見て回ることもしているわけで、そんなことをしてみている者の印象として、世間的にはあまり話題にならないままになっているなというのがある。
ワイマール共和国のことを本で読んだりすると、ナチスが台頭してくるのと歩調をあわせてというかやや先行してというか、ユダヤ系や左派系と目される人たちが弾圧され、それを一般の人が黙認する、もしくは、ああいう人たちは弾圧されて当然、と見なす人たちが増えていく様子が描かれており、今の日本もそんな風になってしまっているのかと思えてきてしまう。
なまじ『週刊金曜日』だけが朝鮮系や左派系への弾圧を取り上げると、「またサヨが騒いでいる」で片づけられてしまうので、他の週刊誌や新聞も、警察の暴走には目を光らせて欲しいと思う。
しかし、上の『週刊金曜日』で取り上げられている田中健江戸川区議の逮捕の件はほんとうに不気味ですね。『週金』の記事(小谷洋之)は「警察に共謀罪という法律を与えたらどれだけ恐ろしいことになるかという、事前シミュレーションといっても過言ではない。」と結ばれている。