「ロス疑惑再燃報道」提訴

週刊金曜日』2010年3月5日号の「人権とメディア」は、山口正紀による「ロス疑惑再燃報道」提訴についての記事。
三浦和義氏が2008年2月、サイパン島で米警察に逮捕され、ロサンゼルスに送られ留置場で死亡するまでに、日本のマスコミでは「ロス疑惑」報道が再燃。この再燃ロス疑惑報道に対して、人権侵害であるとする遺族らが報道被害訴訟を開始している。
膨大な人権侵害報道の中から訴訟チームが媒体ごとに最も悪質な対象を絞り、2月までに4件の訴訟を東京地裁に起こした。

  1. 全国紙:『朝日新聞』2008年2月25日付朝刊
  2. テレビ:2008年10月13日、TBSテレビ『朝ズバッ!』でのコメンテーター・大澤孝征弁護士の発言
  3. インターネット:Yahoo!ニュースと記事を配信した『産経新聞』(2008年10月12日『三浦元社長自殺/一美さんの母コメント「遺族の思い消えず」』)
  4. 夕刊紙:『日刊ゲンダイ

対ヤフー訴訟では、ネットの記事掲載責任が問われることになり、判決はネット時代の新しい判例になるかもしれない、とのこと。
くわしくは『週刊金曜日』2010年3月5日号を読んでみてください。

関連

人権と報道・連絡会のサイトより
三浦和義さん支援について
http://www.jca.apc.org/~jimporen/docs/miura.html