朝焼け

早朝、午前五時過ぎ頃、外に出て空を見上げると朝焼けというのでしょうか、雲が色づいて広がっていました。
やや濃い目の水色の空に薄い雲が広がっていて、日の光の明るさが見える東の方ではオレンジがかった赤味が、東にくらべて空全体がやや暗い西の方ではピンクがかった赤味が雲を染めていました。
空にはこんな美しさもあったのかと虚をつかれたような気がし、見とれながらもちょっとひんやりとした気分になりました。
いつも早朝から外に出ている人にはめずらしくない光景なのかもしれません。
空が異様にきれいに見えると不安になったりします。阪神淡路大震災の前の日か前々日か、夕焼け空がぞっとするほど美しかったのです。地震が起きた後思い出したのはあの夕焼けの記憶でした。