四国新聞がリニューアル

活字が大きくなって読みやすくなり、レイアウトも新しくなってました。
新聞はもうだめだみたいに言われていることが多いですが、私は情報源としてはいまでも新聞がいちばん大きいかもしれないですね。毎日、いろいろなことが出てるのをざーっと見るだけでも楽しいです。
自分で選んで、ということになると、自分の興味のあるものしか見なくなるし、私の場合は自分の興味というのが幅が狭いのでそれだけでは偏ります。なので、知らないこともぱっと目に入る新聞が好きなのです。
それはともかく、毎週楽しみにしていた日曜のこども新聞のページに連載されていた「さぬきの昆虫誌」が昨日で最終回になってしまったのが、さびしい。とはいえ、三年二か月、153回続いたそうで、長きにわたって楽しませてくれてありがとう、と言うべきなのでしょう。
お書きになっていたのは、瀬戸内むしの会会長、出嶋利明氏。長い間ありがとうございました。
最終回に取り上げられていた虫はナナホシテントウでした。テントウムシの名前の由来についての説明があったので紹介しておきます。

テントウムシは漢字で「天道虫」と書く。なぜなのだろうか。
テントウムシの仲間は植物の茎などを歩く際に、上に向かう習性を持つ(重力に逆らう性質から「負の走地性」という)。茎の先端に到着すると、翅を広げ大空へ飛び立つ。これら一連の行動が、「天道(太陽)に向かい飛ぶ」という意味として捉えられたのだろう。立派な名前を付けて貰ったものだ。
(引用元:四国新聞2008年3月16日)

この連載はこども新聞ということでうれしい総ルビつきだったのですね。虫の習性の説明にはむずかしい漢字も出てくるのです。写真もよかった。
タンポポハルノノゲシナナホシテントウの写真は、春そのものでしたね。
イラスト:blue daisy