麻生太郎劇場終幕

今回の選挙戦の主役は、次の政権を担うことが確実視されている民主党なのだろうけど、ここでは選挙の顔としてえらばれただけのことはあって、キャラ立ちという点では他党の党首より頭一つ抜きん出ていた麻生太郎を劇場の主役としてとらえてみた。
小泉が、虚無を中心として全方位にサディズムを放射させていたとすれば、麻生太郎は、自我を抱え込んだままマゾヒズムの塊となり不特定多数の人々のサディズムを吸引してしまう、そんなキャラだったなという感想を私は持った。
キャラのことをあれこれ言われるのは政策を見てくれと訴えている麻生にとっては不本意かもしれないけれど、先に麻生のキャラを一般人に売り込もうとしたのは自民党のほうだったわけで、そのキャラについていろいろ言われても仕方ないんじゃないかな。
麻生太郎は悪い人ではないという印象を持っている人はけっこういそう。周りの人と話しててもそう思う。ただ、政治家にはあまり向いてないんじゃないか、そういうかんじですかね。
明日はいよいよ投票日です。長かったな。

追記 2009-08-31

上では、政治家にはあまり向いてないんじゃないか、と書いてしまいましたが、それは言い過ぎで、総理大臣には向いていないんじゃないかと言った方がより適切ですね。読み返してそう思いました。