「バスに乗り遅れるな」

宇多津の歩天「桜どおり」に行ってきたよ。桜は満開、天気がよかったので人出も多く、お花見日和の日曜日を満喫しました。
イラスト:blue daisy
さて、新聞などを見ると、日本では新党ブームが起きているのか? そんなこと思っちゃいますね。新党ブーム、前にもありましたが、当時はいまほど政治ニュースに関心がなかったから、記憶がうつろなんですが、当時と比べてどうなんでしょう。
天皇も日の丸も君が代も大好きな私みたいな者は、屈託なく自民党に入れられるのがいちばん楽なんですが、今の自民党には私は投票できない。郵政選挙のころから、共産党に投票するようになり、そのころから共産党に関心を寄せるようになって、政治へも以前よりまともな方向から興味を持てるようになりました。いまから振り返ると、以前の関心の持ち方は芸能ニュース見るときと大差なかった気がするわ。おもしろいんだけどね、政界のゴシップみたいなのも。
そんな私にとっては、共産党は自分が新しく発見した政党なので、今の私にとって「新党」は共産党ですね。
マスコミ上での新党ブームのようなものを見ていると「バスに乗り遅れるな」というフレーズが頭に浮かんできた。
みんなの党が支持率を伸ばしているのが刺激になっているのかな。下野した自民党から逃げ出そうとする人、新しい流行に乗っからないと政界で落ち目になると焦っているようにしか見えない人がえっちらおっちらしているようにしか見えず、ナベツネ大勲位の影がちらちらするし、なんだかなあ、です。
党首討論がありましたよね。谷垣自民党総裁と、公明党山口代表が、鳩山首相のうろんな応答に切れていたけど、切れるのも無理はないと私も思った。
自民谷垣が討論後、「宇宙人的な言葉で目くらましみたいなこともあった」と語っていたが、これは谷垣が正しい。
しかし、テレビのニュースでは、党首討論を取り上げた後、自民党谷垣総裁はこのままでたいじょうぶなのか、自民党はこれでいいのか、という話が何故か続き、鳩山首相の非地球人的言動への批判は続かない。次の日新聞にも自民党が崩壊の危機という記事が出ていたが、大マスコミはそんなにも谷垣が危機に陥るのを待ち望んでいるのだろうか。党首討論を見る限り、谷垣は言うべきことをまともに言っていたと思うのだが、あれではだめなのか。
そして与謝野が自民から離党するという出来事があり、ますます自民融解かなどと言われだしているが、与謝野や邦夫は自民党からいなくなったほうがいい人でしかないかもしれないよ。
読売(ナベツネ)が大連立目指して煽るのは仕方ないにしても、他の新聞は仕方ないなんてことはないのでは。それとも、素人には見えぬ事情からどこもかしこも仕方がないことになってるのか。
週刊誌も政局ネタはなんかあれだし、いや、とにかく民主党政権には失望、自民党にも絶望、そんなこんなで、全体として新党ブームを煽りたいような見出しが目立つ。売らなきゃいけない週刊誌の見出しは仕方がないとも思うけれども、いっそ中井の女ネタとか下品に徹してくれたほうが信用できるような気がしてくるね。
まあ、なんかあれだなと感じたら、あれなのは読まなきゃいいわけだが。
まとまらなくなってきたけど、私は自民党にがんばってもらいたい。何年かは野党が続くかもしれないけれども、いまバスに飛び乗ってもいいことはないよ。バスの中からナベツネ大勲位がいなくなるまで待ってたほうがいいんじゃないかな。