ミス・ミナコ・サイトーの時代

80年代、ブランド品を身につけるお嬢様ファッションがブームだった時代、日本はハイ・クラスを国民も無意識にイメージしていました。今の売春婦を連想させる若い娘のファッション、女性達のステータスが下がってきている日本の原状を皮肉っているように見えます。これが誇りある国でしょうか?

日米合同委員会の司令・不正選挙を許すな! on Twitter: "80年代、ブランド品を身につけるお嬢様ファッションがブームだった時代、日本はハイ・クラスを国民も無意識にイメージしていました。今の売春婦を連想させる若い娘のファッション、女性達のステータスが下がってきている日本の原状を皮肉っているように見えます。これが誇りある国でしょうか?"

洋服には流行があって、おしゃれな若い人は流行のものを着る。バブルのころはいわゆるお嬢様ファッションが流行ってたけど、あの当時の高級品嗜好というのは、あぶく銭がいろんなところに流れて、成金ぶりっこをしてみせないと見下されて不利になるからという傾向が広範囲で出てきた上でのこと。ミス・ミナコ・サイトーなんてのが、あのころの頑張り屋さんの中流出身者を象徴していたのではなかったか。
もちろん、好景気のおかげでやっと憧れていた物に手が届くようになった、海外旅行にも行けた、自分の子供を大学生にやれた、という、素直にいい面だってあったけれども、それだけではなく、バブル前の時代には抑制されていた下品さがおおっぴらにマスメディア上でも開陳されだした時代でもあった。貧乏はバカにされ、下層出身者は露骨に見下されるようになった。
女性達のステータスが下がってきているというけれど、80年代を通じて醸成された貧民弱者は見下されて当然という風潮が今に至って加速をつけて浸透し、非エリートの労働者層の若い女性にしわ寄せが出てきているということなのか。
エリート層の女性は、80年代よりも仕事と私生活両面で、環境がマシになっているように見えるのだけれども、そうでもないのでしょうか。
まとまりがなくなってきたけれども、日本の1980年代は、アメリカの1950年代にあたるのかもしれない、と、思うことがある。
しかしそれにしても、いまどきの若い娘を奇異な目で見てバカにしぼやく中高年の言い草は、いつの時代も変り映えせず、なぜか「売春」とか、つまりは「あいつらやってるにちがいない」という身勝手な妄想に覆われている。
若い女の子が露出の多い服を着て闊歩できる日本は、他国にくらべて治安がよい、すばらしい国なのかもしれないですよね。