文筆業の玄人

きっかけははてなブックマークで見たページだけど、その本筋からはズレた感想になります。
週刊誌でも実話雑誌でもいいんですが、無署名記事を読んでみると、書いているのはあきらかに玄人だとわかります。文章を読むのが好きで、たとえ日記であっても自分で文章を書くことを楽しみのひとつとしている人なら、その技や芸に、素人とはちがう玄人を感知します。そして思うのですよ、さすがにプロはちがうな、と。
すっと素人が読んですんなり消化できる文章を書くのは玄人でないとできないものです。週刊誌が読みやすいのは、玄人が書いてくれているからです。
また、文芸ということになると、人気ある通俗小説を書き続けられる作家は玄人でしょうが、純文学となると、そういう玄人性とは異質な作家性が必要となります。純文学のおもしろさは玄人のうまさとは異なるところで輝くことがよくあります。
ちょっとこんなことを考えさせられた、本日のネット漫遊でした。