橋下に甘い朝日

週刊金曜日2012年9月14日号のp58で、山口正紀が「人権とメディア」第653回で、大新聞やテレビニュースの大阪維新の会報道を批判している。
まだ政党として発足もしていない段階で、世論調査比例代表投票先の選択肢に「大阪維新の会」を含めるなどして、まるで期待が高まっているかのような世論を作ってしまっていたこと。テレビで橋下の言動が無批判に流され、結果として大阪維新の会の宣伝になってしまっていたこと。
そして、読売と朝日の社説をくらべて、朝日の「橋下評価」が読売にくらべて数段甘いと指摘。
読売の社説には、『文藝春秋』で橋下をヒトラーになぞらえて批判したナベツネの論調が反映したのではと推測している。
朝日の社説が橋下に期待する論調になるのは、朝日新聞こそがネオリベの旗振り役だったことを思えばおどろきはない。大阪維新の会の方針は、みんなの党と同様、ネオリベ路線、小泉改革の継承者なのだから。
くわしくは週刊金曜日を読んでもらいたいが、大阪府知事としての「実績」についても具体的に触れていました。