孫崎享ブーム

ブームというほどではないのかもしれないが、『戦後史の正体』はあの類の本としては非常によく売れているそうで、メディア上でほめる文化人も多く、読書好きな人たちの間で人気を集めているようだ。似たような本はこれまでにも出ているが俗流オモシロ歴史読み物として消費されていくだけで、ここまで評判になることはなかった。めずらしいくらい売れているのなら目立つ場所に批評が出てもおかしくないのに、まだそれもない。孫崎は口コミでファンを増やし講演活動を精力的に行っている。
テレビや大マスコミは信じないと誇らしげに言う読書人が孫崎享の言うことなら信じるのは何故だ。