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私はツイッターはやってないんで、はてなブックマークに上がってくるものくらいしか見てないし、しかもそれを見るとツイッターは書き込まれた時点での話の流れが見えていないとたぶんわからないものなんだろうなという感想を持つわけだが。
ツイートを細切れに取り出して適当な説明つけてテレビで流すと、テレビしか見てない人はなんのことかよくわからないんじゃないか。
そして上杉隆はそういうこと承知であえてやってるんだろうね。
じつはこの上杉隆は、2010年に終了したというTBSラジオ「アクセス」によく出ていたそうで、テレビはほとんど見ず大新聞も信用できないという小林信彦は、このTBSラジオ「アクセス」を“貴重な情報源”としていたことがエッセイからうかがえる。よく出演していた人として田中康夫、佐藤優、そして上杉隆の名がエッセイの中に出てくる。小林先生が小沢一郎びいきになってしまったのは、この“アクセス”効果なのではないかと疑う。
ちなみに上杉隆は、大マスコミは報道しない！ というのが持ちネタだったようだ。
孫崎享も岩上安身からツイッターをやったらとすすめられてはじめたそうで、『戦後史の正体』がベストセラーになったのは、ツイッター上で小沢派におなじみの人になったのも大きいのではないだろうか。
上杉隆や孫崎享をブレイクさせただけでも民主党政権の罪は重い。しかしこの二人の顔を見て何も気がつかない小林信彦というのもどうかしている。自民党憎しで目が曇っているのか。
付記
エッセイを読む限りでは、小林信彦はインターネットとは疎遠なままのようだ。ラジオはよく聞くと書いている。
