享年91。安らかに。
エッセイにもよく登場したスヌーら遺されたぬい達に思いをはせてしまいます。田辺先生のことですから、後のことも考えてちゃんとしていらしただろうし、なによりもう先生がぬい達を守ってくれていますよね。いっしょにいるのかもしれません。
人気作家で、エッセイや小説などあまりにも多くの作品があります。個人的にここですっと思い出したものを。
自分の好きなもの、楽しんでいるものをカラー写真つきで紹介したもの。カラフルなこの本を読むこと自体がとても楽しいし、自分で楽しみを見つけることのたいせつさすばらしさを教えられました。
副題にあるように、田辺聖子がどういう風に小説やエッセイを書いているのかを語ったもの。ファンにはおもしろいエッセイになっています。
連れ合いだった「カモカのおっちゃん」を看取った頃の日々をつづったもの。この「カモカのおっちゃん」ですが、田辺聖子がエッセイで、自分とおしゃべりする相手として登場させた架空の人物のことで、実際の連れ合いだった方のことではないのですが、週刊誌連載時に挿絵を描いた画家が、田辺氏の連れ合いをモデルにカモカのおっちゃんのイラストを描いたせいで、「カモカのおっちゃん」と同一視されるようになってしまったとのこと。ただ、そういうのを連れ合いだった方はおもしろがって楽しんでいたようで、さすが田辺先生の連れだ、です。