フランスでは都市と農村の格差が進む中、農村部で極右が支持を集めている。すでに根を張ったといっていい状況になっている。その実態についてレポート。
高齢化と若者の流出という、日本の地方とも重なるフランスの農村部の現在。地元にとどまって暮らす若者世代は、衰退する農村でコミュニティをつくり支え合っている。苦しくとも福祉に頼らず自力で生活を成り立たせているという自負。ビストロや商店が閉店していく中、友人宅に集い、政治についての意見交換もする。
極右の掲げる移民排除を支持する青年は、そうなったきっかけが道を歩いていてアラブ系集団に襲われた体験。治安問題について考えるようになり、極右支持に至った。
農村部の共同体では、ほかの人と同じ考えを持つことを示す必要も増す。
パリのエリート言説だけ追っていたのでは見えてこない、フランスの農村部の事情を伝えるレポート。
くわしくは『世界』9月号で読んでみてください。
フランスの農村部、というと、農民が大規模なデモをしていたのをニュースで見たのを思い出します。ウクライナの小麦が無制限に輸入されたら困る、そう声を上げていた。フランスだけでなく、ドイツもそうでしたよね。
もう大昔になりますが、いまのルペンの父君、国民戦線の創始者ですか、日本の雑誌が彼にインタビューしていて、そこで先代ルペンは「フランスの移民規制を日本みたいにしたいのです」と語っていましてね、極右と呼ばれてるけど、日本で言えば地方では自民党が強い、みたいなかんじなのかもしれないなと思った記憶があります。
移民を大勢受け入れたための副作用に苦しんでるフランス、そんな絵が浮かぶインタビューでした。
(日本は少子化が社会問題なって、労働力確保のためにいまから移民をもっと受け入れようといいだしてますけれど)
あと、こういう記事読んで思うのは、アメリカとちがって、ヨーロッパの白人は先住民になるんですよね。だから、アメリカとはまた一本ズレた移民に対する感情が見えるし、それはそれで理由あってのことだと受け止めざるを得ません。
せっかく独立したのに、なんで自分の国でちゃんとやらないの? みたいなのはあるでしょうね(そんなかんたんにいわれるとムカつく! と、旧植民地の人たちは思うかもしれませんが)