北朝鮮

四国新聞より。

政党来賓の出席者なし 総連全体会議始まる
在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)の第二十一回全体大会が25日、東京都北区の東京朝鮮文化会館で二日間の日程で始まった。
大会にはこれまで、自民党を含む日本の各政党関係者が来賓として出席するのが通例だった。しかし今回は日本と北朝鮮をめぐる関係が改善せず、1973年に所在不明となった渡辺秀子さん=当時(32)=の子ども二人の拉致事件で傘下団体が強制捜査を受けたことなどもあってか、政党からの出席者はなかった。
大会には地方の支部や商工、民族学校関係者などの代議員約二千人が参加した。
(引用元:四国新聞2007年5月26日)

林真理子『旅路のはてまで男と女』(文藝春秋)に「イヤーな感じ」と題されたエッセイが載っている。小泉訪朝から間もない頃に書かれたもので、林氏に「イヤーな感じ」を味わわせたのは、小泉訪朝後に一部の男性たちが見せたヒステリックな反応だった。
北朝鮮に拉致された日本人のうち八名が死亡しているとの知らせは日本全体に悲しみと怒りをもたらしたけれども、当時の一般人へのアンケートの結果としては小泉訪朝は高い支持を得ていた。拉致問題を解決するにしても北朝鮮との国交が正常化しないことには何も始まらない、という見方をする人が多かったということだろう。林氏も、一部マスコミの扇動に国民がのせられたりはしなかったことに安心したというようなことを書いている。
しかしその後、日本の風潮は変わってしまった。
私も、テポドン飛ばしたり核実験したりする北朝鮮はうっとうしいなと思うし、そもそも外交問題となるとよくわかりませんからになってしまう。でも、未解決の不思議な事件に引きつけられる犯罪実話マニアとしては、拉致事件は気になっているのだ。
犯罪実話的関心を持つ者として気になるのは、小泉訪朝時に北朝鮮側が伝えてきたとおりに拉致されていた日本人のうちの五名が生存していた、という事実は、今、どう評価されているのかな、ということ。
どう評価されているの?