NHK『その時歴史が動いた 広田弘毅・戦争回避への闘い』

昨日今日とテレビのニュース、新聞とも安倍首相退陣一色。
そんな中、なにげにタイムリーな印象だったのが、昨日NHKで放送された『その時歴史が動いた 広田弘毅・戦争回避への闘い』。
戦時中のことを覚えているような年配の方々が「最近の世情は満州事変の前の頃とよく似ている」などということをよく言われています。大正から昭和の初期にかけての日本、また、ワイマール共和国のことがしばしば語られます。
私の歴史についての知識はじつにうろんなもので、興味が沸いたときに図書館で本を読んでみたりして「学生だったときもっとちゃんと勉強しておけばよかった……」という感想に落ちつくていたらくなので、えらそうなことは何も言えないのですが、『世界の歴史』(中央公論社)や『日本の近代』(中央公論新社)は、口絵がいっぱい載っていておもしろいですね。

日本の近代 5 政党から軍部へ―1924?1941

日本の近代 5 政党から軍部へ―1924?1941

当時の日本とちがって、いまの日本では自衛隊の後ろには米軍がついていると考えないといけないんだろうな。しかしそのアメリカが、イラク戦争に踏み込んでからはなにか日中戦争でどつぼにはまり込んだ日本を思い出させるような有様で、はらほろひれはらなのでございますよ。