ホテルが日教組を司法判断を無視してまで拒否した件

日教組が教研全体集会の開催中止/ホテルが使用拒否、51年以来初 - 四国新聞社
四国新聞朝刊第一面はギョーザ中毒関連で占められていたが、このホテル側の拒否による日教組の全体集会中止も左下に出ており、第三面には解説記事も載っていた。
ホテル側が司法判断に逆らってまで施設使用を拒否したというのには、異様な事態に見えた。
四国新聞によると、過去4回、自治体や第三セクターの施設側が使用を拒否した例があるが、いずれも司法判断に基づき予定通りの会場で開催されて終わったとのこと。今回の日教組教研全体集会は、完全な民間企業の施設を利用して開催する初のケースだったということだ。
民間企業、というのが大きいのかな。
他のお客さまの迷惑になるから、というのは、民間のホテルとしては十分理由になるということなのかもしれない。
でも、これ、思想弾圧につながりかねない事件になってしまっていると思うのだよね。
しかし、今、たとえば「これは集会の自由の侵害だ!」とうったえてみたところで、世間からどれほどの共感や同情を得られるだろうか。
ホテルの側は、日教組を拒否したところで世間から反感は買わないだろうと踏んでいるのではないか。商売に響くことはないだろうと。
ホテルを利用してる客にも「拒否してくれてよかった」と思っている人はけっこういるのかもしれない。
拒否したい側にとって、「右翼の妨害」は都合のいいものですらあるかもしれないしね。
だんだん下衆のかんぐりになってきてますか?
共産党社民党やこの日教組にしても、かつてにくらべてあきらかに弱体化しているとしか見えない。
そんな勢力をいまさら叩いてどうするの、という、もっともな意見は方々で聞かれるのだけど、叩いてる側にしてみれば、弱体化したからこそがんがん叩いてるんじゃないかな。
相手が弱いから安心して叩いている。
だからこれからも迫害は激化するだろう。そんな悪寒がする。

付記

ホテル名をメモしておきます。
グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)。