イタリア古典歌曲の源流を探る

ユープラザうたづで「イタリア古典歌曲の源流を探る」というコンサートがありました。イタリア古典歌曲を、音楽的時代背景の解説と共に、その当時の雰囲気を再現するような形で演奏する、という趣向でした。
ソプラノ、バリトンフラウト・トラヴェルソヴィオラ・ダ・ガンバチェンバロでの公演。昔ヨーロッパの貴族のサロンでこんな風に演奏をしてみせていたのかなと思ったりしました。
チェンバロの音を聴いていると、光沢のある茶色の落ち葉が一面に広がって、そこに風が吹いて葉っぱがじゃわじゃわしているようなかんじ、こんがり焼けたパイ生地のお菓子のさくさくとしたかんじを何故か連想してしまう。フラウトやヴィオラの音は、フルートやヴァイオリンよりおっとりやさしいかんじだった。
ソプラノ、バリトンは、クラシックならではのりっぱな声。アンコールで二人がかけあいで歌ってた歌は、アジャパー音頭のビフテキ版というかんじがしました。
オペラもいろいろ流行り廃りがあったこと、オペラの興行とは別にヒットした曲というのも出てきましたが、それは楽譜がよく売れたということなのでしょうか。
入場の際に配ってくれたプログラムに、簡潔な解説がついていて、私なんかはクラシックというと大メジャーな誰でも知ってる作曲家くらいしか知らないんだけど、いろんな人がいるんだなと思ったりしました。
クラシック、ぼーっと聴いてるだけで、知識がないままだったりしてたんですが、豆知識的にでもいろいろ知ってると、もっとおもしろく楽しめそうです。