小沢一郎にハイジャックされた民主党

代表でいる間は「私は変わらなければならない」などと言っていた小沢一郎だが、代表を辞任してからは人目を気にしなくなったのか地金がむきだしになり、生来のたちの悪さがだだ漏れ状態になってしまったように見える。
そんな小沢一郎に牛耳られているかのように見えてしまう民主党にはただ失望するだけだ。
アラフォー以上の年代の人ならわかっていることだろうが、小沢一郎の周辺からは逮捕者が続出している。この小沢周辺から出た逮捕者の中に田中金丸を含めていい。あの強運だったオヤジどもに凶の気を運んできたのが小沢だ、という見方もあっていいのではないか。
反論する者をどなりつけたことをもって "剛腕" 復活と報じていた新聞記事がネット上に出ていたが、反論したり質問したりされると怒鳴り散らす輩というのは、想定外の言葉が飛んでくるとそれを受け止めて処理する能力がなかったり、じつは内心怯えを抱えている場合がままある。怒鳴ったり無視したり威したりは、そんな己の弱さをごまかしたいがための振る舞いであって、別に剛腕なわけではないのかもしれないではないか。
政権交代という目標を掲げ、目標達成のために挙党一致を、という呼びかけも、自民党という敵を外部に立ててそこへ視線を逸らせ、自身への批判を封じる方便でしかないのかもしれない。
現在小沢一郎に抱きつかれて頭から齧られようとしているのは、自民党ではなく、民主党だ。
民主党は、おめおめと小沢に食われてしまうほど無力なのか?