在特会よりテレビのニュースが先

http://d.hatena.ne.jp/nessko/20130224/p1 の続きになりますが。
ネット上で在特会のデモが話題になっていて、自分もそれにあてられてやや興奮気味になっていたかなと反省。デモ自体を規制するというのは他のデモにまで影響が出そうだし、差別罵倒を公道でくりかえすのは周囲の人の迷惑なる行為で、だんだんみんなが慣れてあたりまえみたいになるのはいやだ、というのがあって、法律に疎いのに法律のことにも触れてしまって、うかつなことを書いてしまったのかなと振り返って思う。京都の小学校襲撃は、さすがに警察も動いて犯罪認定されたし、在特会がまったく野放し状態というわけでもない。
それで、ネットを見ないような人にとっては、在特会というのは未だ存在していないような状態で、そういう人と会って話していてわかるのは、やはりテレビのニュースはいちばん影響力あるんですよ、大勢に。たとえば、北朝鮮に対する印象、見方、そこに影響与えるのはテレビのニュースがいちばん大きいし、テレビによく出てくる拉致被害者の家族の言うことはみんなに伝わっているんですね。
拉致事件についても最近日記に書きましたが(http://d.hatena.ne.jp/nessko/20130223/p1)、この報道がちゃんとなされるようにする方が先かな、と、思いました。これだけでなく、北朝鮮についてのテレビの報道は相変わらずオウム報道を連想させる場合が多いので、あれを何とかしてほしい。韓国や中国についても、反日デモで派手に暴れているところだけ見せられると、見た人の中には印象がそこで固まる人も出てきますよ。やっぱり、テレビのニュースは影響力あるし、責任も大きいし、でもそのぶんネットよりは期待もできます。
がんばれ、マスメディア! というのが、今の気持ちです。ネットは、なんかちがうな、役割が。適するところが別なんだな、というのがあります。