左道明広『「改革」政治の混迷 1989〜』吉川弘文館 現代日本政治史 5

「改革」政治の混迷―1989~ (現代日本政治史)

図書館で見つけたのですが、1989年から2012年まで（民主党政権まで）、政治がどんな風に動いてきたかをざっとふりかえるのにいい本だと思います。
いまは批判されることの多い現在の小選挙区制が、なぜ選挙改革として導入されることになったかなど、若い人も一応知っておいた方がよいのでは。
まだざっとしか目を通しておりませんが、久米宏や田原総一郎といった人々によるテレビのニュース番組が、政治や選挙結果に影響を及ぼしだしたことも書かれています。お二人はうれしいでしょうか？　おそらく将来、歴史の本に名前が出ますよ、よかれ悪しかれ日本の政治を変質させた要因として。