四国新聞より。
仏紙、今週号でも預言者風刺画／過激派刺激も、厳戒続く http://www.shikoku-np.co.jp/national/main/20150113000030
ヤフーのトップに、ニュースとして、この今週号の表紙のマンガがそのまんま出てるのだが、そろそろ日本のイスラム教徒が抗議してもおかしくないような気がしてきた。
報道を追った印象ではシャルリエブドは経営は苦しくなっていたそうだが、妙な形で注目を集め、一時的にしろ潤いそう。
日本でこの事件を受けて、マンガだったらOKなんでしょとはねあがりはじめる人が出るのではないかと危惧している。
マンガといえば、昔、週刊朝日の山藤章二「ブラックアングル」に抗議した右翼活動家の野村秋介が抗議に訪れた朝日新聞社内で自殺した事件がありましたね。相手が右翼だったせいか、人権にうるさい朝日も勝手に死ぬに任せたというか、ネタにマジレスする右翼が劣っているみたいな対応だったような。事件自体が忘れ去られているのかしら。
右翼活動家の野村秋介氏が自殺した事件の詳細を教えてください http://byus.me/facts/396/questions/1208
で、朝日なんかは日本の戦後リベラルの旗手だし、今回のフランスでの事件も当然シャルリエブドを支持してるのでしょうね？ ネット上で見られた朝日新聞の記事からはそううかがえるのですが、シャルリエブドの流儀にならう極右が出てきたらどうするのでしょうか。
日本はフランスみたいながちがちの理屈ふりまわすと嫌われやすいので、そのときそのときで調整して納めるみたいになりそうだと想像はできますけどもね。
追記 「表現の自由」というけれど
『嫌韓流』が出てよく売れた時、一部の人たちは抗議し、対抗する本も出したのだがあまり注目されず、「言論には言論で対抗を」という正論は闘う土俵上での力関係が対等でないと成り立たないことを見せつけられたのではなかったか。
追記その２ 極東の島国からニュースを見てると
世の中を風刺することで居場所を確保してた男が、国体護持のアイコンになるなんて、今のフランスは外から見るとすごく倒錯した国に見えてしまうのよ。
すぐまたこの状況を風刺する人が出てくるんでしょうね、フランスなんだから。出てきて欲しいわ。
