ミッション:インポッシブル/フォールアウト

核爆弾テロを防ぐべく、イーサン・ハントが走る!
IMF(Impossible Mission Force)のイーサン・ハント(トム・クルーズ)のチームは、シンジケートの生き残りアポストル(神の使徒)の核爆弾テロを阻止するために、盗まれた3つのプルトニウムを奪い返そうとする。手がかりはジョン・ラークという名の男。CIAはイーサン・ハントの監視役としてオーガスト・ウォーカー(ヘンリー・カヴィル)を同行させることにした。ジョン・ラークとの仲介役となるホワイト・ウィドウと会うために、ハントチームとオーガスト・ウォーカーはまずパリに向かう。……
トム・クルーズ出ずっぱりの痛快スパイ・アクション。ますます磨きがかかってまいりました! ハラハラ空中アクション、ドツキあい撃ち合い隠密行動、パリ市街でのカーアクション、カシミールでのヘリコプターガチンコバトルと断崖絶壁サバイバル、最初から最後まで息もつかせず魅せてくれます! スパイ同士の腹の探り合いや任務をめぐっての激論場面など、アクションのつなぎに入る人間模様もスパイシー。おもしろい! トム・クルーズ作品らしくアクション王道路線、正統派の香り、下品にならずグロに走らず、CGパワーをひけらかすこともなく、爽快に全編駆け抜けます。
劇中で、ヴァチカン、エルサレム、メッカで核テロが起きる、という悪夢が出てきますが、現在の世界の不安そのものですね。“神の使徒”を名乗るテログループの様子は、ISISやオウムを連想させられますが、グローバリズム過激派の大企業の影も重なって見える。
映画ではトム・クルーズが走って走って悪を阻止してくれます! 夏休みの景気づけに、ぜひ劇場でご覧くださいね!