『世界』2021年9月号 no.948 コロナ関連の記事

 

 

河合香織分水嶺 2 第3回 五輪開催と地方」

 感染者数が増えだした7月に入ってから、オリンピック開会式までの分科会、地方自治体や医療関係者の動きを追う。尾身分科会会長が「今の山場はもっとも重要で、これまででもっとも厳しい」、人口当たりの感染者数・死亡者数を最下位に抑え続けてきた鳥取県知事が「大都市も地方も本気で一緒になって協力しないと厳しい」という時期。専門家の側からの提言を聞いて実行する政治家、国と各地方自治体の間の軋轢、研究者が見る新型コロナウイルスの状態、コロナ後の社会は元には戻らないだろうとの直観から哲学や倫理学の本を読むようになった医師など、パンデミック下でのオリンピック強行という難事の中での専門家たちの動きがレポートされています。

山岡淳一郎「コロナ戦記 第12回 狂ったハンマー&ダンス」

 こちらもやはり7月に入ってからオリンピック開会式までのコロナ対策について、菅総理小池都知事の政界バトルに焦点を当てて描いています。実行できるのは政治家なんですが、そこには政争が絡んでくる。政界の外から見ればそんなことをしている場合じゃないだろうと言いたくもなるのですが、負ければ実行力も失うんでしょうね。コロナ対策面での実績はともかく、政治家としての小池百合子の”勝負勘”の強さには瞠目せざるを得ない。

 

ほかにも、

などがあります。

 パンデミック下でこれからの世界を考える、ということで、掲載記事すべてコロナ関連になってるところもあるのですが、新型コロナ対策をテーマにしているものを挙げてみました。

 くわしくは『世界』を読んでみてください。