ネット上にも浮遊している「気候変動懐疑論」についての論考。
自分に都合よく利用できそうなデータを「チェリーピッキング」し、「藁人形論法」でもって俗受けしやすい主張をこしらえ、流布。反論されても「データ(エビデンス)があるんだ!」と言って聞く耳を持たない。
化石燃料業界から出資を受けるGWPFがこの手の主張をする論客を後押し。オバマ政権でエネルギー省の科学担当次官を務めたという経歴を持つスティーブン・クーニンは、じつはオバマ政権が同じ意見を持つメンバーだけでは偏るからという配慮から「逆張り役」として採用した人物だそうで、そんなことまで知らない一般人だと肩書だけで目くらましされそうですよね。
気候変動懐疑論に惑わされないためにはどうすればいいか。くわしくは『世界』12月号で読んでください。