世界報道の自由の日

5月3日といえば日本では憲法記念日となりますが、世界報道の自由の日でもあります。米国バージニア州アーリントンの空中庭園に、ジャーナリスト・メモリアルという殉職した記者たちの名前を刻んだガラスの記念碑が建てられています。
1987年5月3日、朝日新聞阪神支局が襲撃され記者2人が殺傷されました。事件後「赤報隊」と名乗る者が犯行声明を出しました。この襲撃事件で殺害された小尻知博記者の名も、ジャーナリスト・メモリアルに刻まれています。
Journalists Memorial
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5月3日 今日は何の日〜毎日が記念日〜
参考:

新聞社襲撃―テロリズムと対峙した15年

新聞社襲撃―テロリズムと対峙した15年

阪神支局襲撃事件から19年、新局舎で小尻記者をしのぶ

2006年05月03日

 記者2人が殺傷された朝日新聞阪神支局襲撃事件から19年たった3日、兵庫県西宮市の旧局舎跡地に新築された阪神支局1階に故・小尻知博記者(当時29)をしのぶ拝礼所が設けられ、市民ら約340人が焼香した。

 3階の「朝日新聞襲撃事件資料室」も一般公開された。「赤報隊」名で出された犯行声明文など約60点が展示されている。小尻記者が取材に通っていた同県尼崎市のピッコロシアター名誉館長、山根淑子さん(78)は見学後、「事件はつい先日のことのように思える。暴力で人の命が失われるのは許せない」と話した。

 この日は早朝、小尻記者の実家がある広島県呉市川尻町で、父親の信克さん(78)、母親のみよ子さん(75)、京都に住む妻裕子さん(46)、一人娘の美樹さん(21)の4人が、瀬戸内海を見渡す高台の墓に参った。法要はそのあと実家で営まれた。

 事件が起きた午後8時15分には、資料室に朝日新聞関係者ら約80人が集まり、黙祷(もくとう)をささげた。内海紀雄・大阪本社代表は「事件を語り続けることへの誓いを新たにしたい」と語った。