id:kmizusawaさんからトラックバックをいただきましたが、自分では大雑把にしかつかまえられなかったもやもやを、わかりやすく言葉にしてくれていたと思いました。
kmizusawaの日記 - なぜ石原を支持しちゃうオバサンがいるのか（もしくは左派に関する考察)
左派や進歩派の、自分たちと同調しない人たちを馬鹿にして猛々しく攻撃する習性というのは、無用な反発を招く大きな欠点だと思う。反発しても反論できない無能は馬鹿なんだから黙ってろ、ということになるのかもしれないけれど、自分らの見方に偏りや欠落点があるのかもしれない、とは思わないのだろうか？石原がしているようなことを自分たちだってしているかもしれない、と考えてみたりはしないのだろうか？石原には自分たちにはない欠点があるけれど、その一方で、石原にはある美点が自分たちにはないのかもしれない、と思ってみたりすることはないのだろうか？
この日記に独断と偏見だらけの感想を書いている私ごときに何を言う資格もないのかもしれないが、それだけに、自分も独善的になりすぎないように気をつけないとあれだわな、くらいのことは思ってしまう。
都知事選についてなら、石原のババァ発言にむかついた女の人の中にも「この候補の中から選ぶとしたら、やっぱり石原さんになる」という人はいるだろうし、また、ババァ発言は「また石原さん？しょーがないわねぇ（笑）」で受け流してしまった女の人の中にも、選挙では浅野さんに入れようとしている人だっているかもしれない。自分が誰に投票するか決めるときのことを思い出してみると、そんなもんじゃないかなと想像できるし、それがおかしいとも私は思わない。
だから、kmizusawaさんの次の言葉には共感した。
「ババァは有害」と言われれば女性は傷つく、腹を立てる、そっぽを向く、でまとめられるほど中高年女性も単純じゃない。女性をババァ呼ばわりするようなやつを女性は支持しないだろうという思い込みのほうが逆に女性を馬鹿にしているのではないか?
http://d.hatena.ne.jp/kmizusawa/20070404/p2
