犯罪は減っているのに実感なし

四国新聞によると、今年世界の陸地は気温最高、日本は観測史上四番目の暖かさだったそうです。そうだね。ながーい残暑の記憶はまだあたらしい。でも、ここ二、三日はさすがに冷え込んで、風がとても冷たく、暖房を入れるようになりました。
四国でこれだから、雪国はさぞや寒いのだろうなと想像します。
新聞には、今年一月から十一月までに警察が認知した刑法犯が前年比7%減、凶悪犯は10%減になっていたことがわかったとも報じられていました。
治安維持に取り組む鳩山法相もひと安心だろう、と思ったりしましたが、警察の分析はつぎのようなもの。
「パトロール強化など街頭犯罪対策が効果をあげるとともに、地域住民の防犯意識の高まりが一連の現象につながった」
「拳銃発砲や子どもが被害に遭うなど市民生活に大きな不安と脅威を与える事件が相次いでおり、国民は治安の回復を実感するには至っていない」
うーん。警察的にはそうなりますか。つまりあれだ、効果が出たからますますパトロールや地域住民防犯活動参加を強化、この路線で来年もGO!ということになりそうですね。
犯罪件数が減っているのにその実感が伴わないのは、テレビのニュースの影響も大きいだろうし、なによりまず法務大臣が「日本はテロリストがうろうろしているんです!」なんて国民の不安を煽るようなこと言うのをやめないとあかんのではないでしょうか。